睡眠時無呼吸症候群の症状はありませんか?
- 睡眠時にいびきをかく
- 睡眠時に呼吸が乱れ、息苦しさを感じる
- 起きたとき熟睡感がない
- すっきり起きられない
- 日中に強い眠気がある
- そのような場合、睡眠時無呼吸症候群(SAS)の可能性があります。当院では睡眠時無呼吸症候群(SAS)の治療を行っております。
症状がありましたら、当院にご相談ください。
睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは?
- 睡眠時無呼吸症候群(SAS)は、気道の閉塞などが原因で、睡眠中に何回も呼吸が止まる病気です。日本国内で200~300万人の潜在患者がいるといわれています。
- 睡眠中にたびたび呼吸が停止したり弱くなることで、十分な酸素を取り込めなくなったり、熟睡できなくなったりする病気です。この病気がもととなり、さまざまな症状が出てくることで、日常生活に支障をきたします。また、睡眠時無呼吸症候群は、生活習慣病とも深く関係しており、放置すると生命の危険にさらされる恐れもあります。
- 睡眠時無呼吸症候群(SAS)は、下記の生活習慣病の原因を引き起こす、健康を脅かす万病のもとです。少しでも症状があれば早めに医院にご相談ください。
各心血管疾患における睡眠時無呼吸症候群の合併頻度
- 薬剤抵抗性高血圧(83%)
- 心不全(51%)
- 不整脈(49%)
- 高血圧/全体(37%)
- 頸動脈疾患(31%)
- 糖尿病(23%)
など、生活習慣病を引き起こす症状です。
少しでも症状がありましたら、当院にご相談ください。
睡眠時無呼吸症候群セルフチャック
夜こんなことはありませんか?
- いびきをいつもかく
- 睡眠中に呼吸が止まっていると指摘されたことがある
- 苦しくて目が覚める
- 夜トイレに何度も起きる
- 口が渇く
- 胸やけがする
他にこんな症状はありませんか?
- いつも眠い、居眠りする
- だるい、疲れやすい
- 仕事に集中できない
- 起床時に頭痛がする
病気で困っていませんか?
- 高血圧なのに薬がよく効かない
- 心臓の病気がある
- 肥満や糖尿病である
- 痛風や脂肪肝である
夜の項目でチェックが2つ以上あり、他の項目、あるいは病気のチェック項目で該当するのら、睡眠時無呼吸症候群が疑われます。
注目されるべき生活習慣病との合併
- 高血圧と睡眠時無呼吸症候群(SAS)
- 実は高血圧と睡眠時無呼吸症候群には深い関わり、高血圧患者様の多くがSASをはじめとする睡眠呼吸障害を合併しているというデータがあります。反対にSAS患者さんにも高血圧症を合併している方が多く見られると言われています。高血圧症とSASはとても合併しやすい関係にあると言えます。
- 不整脈と睡眠時無呼吸症候群(SAS)
- 不整脈とは脈のリズムが乱れること。不整脈の一種である「心房細動」は、心臓を構成する部分が異常な電気刺激を受け、十分に収縮できない状態になることです。日本でもたくさんの患者さんがいることが知られていますが、睡眠時無呼吸症候群(SAS)とも関連があることが明らかになっています。
- 糖尿病と睡眠時無呼吸症候群(SAS)
- 睡眠時無呼吸症候群を合併していると糖尿病の発症リスクが1.62倍になることが報告されています。無呼吸状態から呼吸が再開するときの「覚醒反応(脳が覚醒した状態)」が糖代謝の異常と関連すると推測されています。この2つが繰り返されることで、交感神経の亢進、インスリン抵抗性悪化につながり、2型糖尿病の発症リスクを高めると考えられています。
睡眠時無呼吸症候群の治療方法
- 適切な治療を行うと、日中の眠気や怠慢感などの症状がなくなるだけでなく、合併症を予防したり、改善することができます。軽症の方は、減量や飲酒を控えるなどの生活習慣の改善により症状が軽減したり、なくなることもあります。中~重症の方は、鼻マスクによるCPAP※という治療が行われております。
※鼻マスクから気道に空気を送り込み、気道の閉塞を防いで無呼吸を是正する治療法です。